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街に出て、そのまま夕食にしようってことで、タクシーを呼んでもらう。これがまた石垣ならではというか、年季の入ったタクシーがお出迎え。ちょうど↑の空みたいに鮮やかなブルーで彩られ、ペカペカしてる。なんとも味があります。そして何よりぶったまげたのが、初乗り料金430円!ちなみに北谷は450円だった。東京の710円と比べて、泣けてくるほどお財布に優しい。離島はガソリンが高いだろうに、こんなに安くて大丈夫なのかしら?

市街地まで約15分。気のよさそうな運転手さんに、美味しい店をいくつか教えて貰う。ガイドブックの情報よりも、地元の人に聞くのが確実だと旦那は言う。旦那は旅先で現地の人とおしゃべりするのも好きなんだよな。私と違って社交的な人だよ。そういえば、今回是非とも行きたかった「焼肉やまもと」は、前日に予約の電話を入れたら、なんと二週間後までいっぱいだった。残念なり。さすがに評判の店だけある。その他、事前リサーチした有名店にはことごとくフラれ、結局は行き当たりばったりとなった。まあそれもまたよしだわね。

石垣港周辺の市街地は想像してたよりもずっと賑やかで、なかなか立派な観光地です。公設市場や土産物屋が並ぶ「あやぱにモール」であれこれ物色する。私は土産にやたら塩ばかり買ってしまった。種類が豊富で、専門店まであるのです。それからパイナップルや塩ジェラートを買い食い。んまい。買い食いは、観光の醍醐味です!

買い物を終えて店を出ると、道端で旦那が見知らぬおばさんと話し込んでいた。なんと、こんなところで旦那の友達のご家族とバッタリ。北谷に続き、偶然にしてはすごすぎる。旦那って、普段からこういうことが多いんだよね。そのご家族は、こちらが地元とのことで、美味しい焼肉屋を教えて貰った。さっそくその店に行って、初めて石垣牛を味わう。なんかね、サクッとした歯ごたえで、今まで食べたことのない食感だった。やわらかくて美味でした。

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←店を出ると、7時過ぎだというのにまだ空が明るい。日が長いって、得した気分でいいよね。ウキウキする。旦那がハシゴする気満々なので、タクシーの運ちゃんご推奨の「山海亭」へ。地元の居酒屋ですね。ここで「もずく」の旨さに衝撃を受ける。今までもずく酢とか嫌いだったけど、ここで食べたのはぷりぷりのつるつる。東京のスーパーで買うそれとは、まるで別物なんです。新鮮なもずくはこんなに美味しいのだと、初めて知りました。運転手のおじちゃんの言うとおり、味のいい店でした。雰囲気は大衆的で、地元のおっちゃん連中が座敷で宴会してた。そこでいわゆる「コンパニオン」というのを初めて見た。レゲエ風の若いオネーチャンたちで、見た目がオヤジ連中とギャップありすぎ(笑)でもテキパキお酒の相手をしていて感心したよ。

しまった〜、また食べるのに夢中で写真を取り忘れた。街とか店とか撮ればよかった。もう、なにやってんだろ。

旦那は泡盛とうっちん茶の組み合わせをたいそう気に入って、滞在中はそればかり飲んでいた。「うっちん茶」とは、ウコンのお茶ね。下戸の私は「さんぴん茶(ジャスミン茶)」ばかり飲んでいた。私はジャスミン苦手なのに、これはハマッた。沖縄の気候と合ってるのかな。

↓どこのコンビニにも、自販機にも並んでいる「さんぴん茶」。
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というか、石垣島は意外とコンビニが多い!しかも全部同じ店。繁華街のコンビニは今時の若者でごった返していて、そこだけ渋谷化していた。そしてどこのコンビニにも、必ずウコンの錠剤が置いてある。もちろん旦那は買い込んでいた。飲みすぎに注意して下さい!
o080720a.jpg二日目は那覇空港に戻って、石垣島へ移動。飛行機の出発時刻の80分前までにレンタカーを返すという決まりがあり、その後、空港で時間を持て余した。旦那はここぞとばかりに、持ち込んだ仕事をしていた。ご苦労様です。ベンチで白人の子供がニンテンドーDSに熱中していた。こういうのは万国共通なのかね?個人的には、「ゲーム機に熱中する子供の図」はあまり好きじゃない。

ドライブの途中で、低空飛行の米軍機をたびたび目にした。迫力あったわ。北谷にしてもそうだけど、観光地の楽しげな賑わいの陰には基地問題とかあって、観光客にはその辺ピンと来ないけれど、住民にしてみればいろいろと腹に据えかねるものがあるだろうな。今回、ひめゆりの塔にも行ってみたかった。遺跡も回りたかった。そば街道でハシゴしたかった。観光半日じゃ無理だわね。沖縄は広い。次回来るときは、一日か二日かけてじっくり観光したいな。そのためには、暑すぎるのはちょっとネックかもしれない。

沖縄ナンバーの車はたいがいのろのろ運転で、旦那が少々イラついていた。いいじゃないか、のんびり走れば。急いでるわけじゃないんだから、ねえ。だけど実際、遅い車は左斜線、速い車は右側の追い越し斜線というルールさえも、みなさんあまり気にしてないようすで。高速道路で、追い越し車線をちんたら走っている車を先頭に数珠繋ぎ…。良く言えば、大らかなんです!私みたいなトロいドライバーには、居心地のいい場所かもしれない。あと、那覇の街には路上駐車が見事になかった!時間によってバスレーン規制があるせいかな。素晴らしいことです。

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ひゃっほぅ。やはり飛行機は楽しい。ひたすら飽きずに空や海を見ていた。50分のフライトがあっという間。更に上のほうは吸い込まれそうな深い青で、果てしなく宇宙に近づけた気分になる。

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窓に額をこすりつけて、これでもかってくらい写真を撮る。↑ちょうど引き潮で島の周りが干上がっているのが分かるでしょう。島の形がくっきり見て取れるのもすごい。

宿泊先は、「石垣リゾート グランヴィリオホテル」。空港から車で20分くらいかな。街にも近くていい立地。

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うほー!ロビーの先には海が広がり、海面は宝石を散りばめたように輝いている。スタッフのおねえさんが、「暑い日ほどキラキラするんですよ」と説明してくれた。なるほどねー。この日も最高に暑かったけど、だからこそ見れる景色なんだね。感動のあまり、私の目もキラキラしてしまった。

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ホテルの雰囲気はシックで開放的。大変よいです。客室はアジアンテイストなインテリアで、茶系に統一されていた。ザ・ビーチタワー沖縄ほどは広くなかったけれど、十分な広さです。そしてとても綺麗。もちろんオーシャンビュー。ここは大人向けのリゾートかな。今年二月にオープンしたばかりだけど、サービスもきちんと行き届いていて、スタッフの対応も丁寧でした。

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ベランダからの眺め。遠くに見えるのは竹富島かな。波の音と、海風がすっと入ってきて心地よい。北谷でも思ったけど、こんなに青く透き通った海が日本にもあるんだなあと感動ですよ。こんな景色を毎日見て過ごしたいもんです。

めったに旅行しない私が、今回二つのホテルに泊まって驚いた点といえば、部屋の鍵ですかね。どちらもカードキーでした。ひなびた温泉宿みたく、じゃらじゃらしたでかい鍵じゃないのね。グランヴィリオホテルのほうは、入室してカードキーを専用のホルダーに差し込むと、部屋の電気が自動的に点くのです。わたしゃ感心したよ。普段から出張の多い旦那が、こなれた手つきでやってみせ、「え、キミ知らないの〜?こんなの最近じゃ当然だよ!」と自慢げだった。どうにも自慢のレベルが低すぎやしないか?

レンタカーについて、ちょっと不満なことがあった。石垣島ではSクラスの予約が取れず、ワンランク上のAクラスになってしまい、八千円ほど追加料金を払うことになった。だけど、出てきた車が他と比べて古くて冴えなくて、倉庫の奥から引っ張り出してきたような車だったのでガックシ。フロントガラスは曇ってるし、ナビも古い。追加料金払ってこれじゃあ解せないわ。とはいえ、人の好さげな石垣の人に、着いて早々文句を言うのも気がひけたので我慢した。ちょっと損したな。何より運転しにくいのは困る。なにもトヨタでなくても、別の会社でSクラスを取れば良かったんだよね。次回はそうする。
食事の前にひとっ風呂ちゅうことで、夫はホテルに隣接した温泉施設「ちゅらーゆ」へ。宿泊客は無料で使えます。プールやドクターフィッシュなどいろいろあり、楽しげな施設だったけど、私は昼間の暑さと疲れで頭痛が出てしまい、おとなしく部屋でシャワー。

浴室はガラス張りで素敵なんだけど、ちょっとこっ恥ずかしい。カップルならいいけど、年頃の子供がいる家族はどうするんだろ。トイレと洗面台と浴室は一続きになっていて、私はトイレにドアがないと、どうも落ち着かない日本人なのであった。でもきちんと掃除されていて、使い心地はとても良かったです。

夕食は旦那の希望により、外の居酒屋へ行くことになっていたので、フロントのおにーさんにお薦めの店はないかと尋ねると、評判の店をいくつか教えてくれた。そのなかの一つ、「おきなわ畑」へ。ゴーヤチャンプルー、海ぶどう、ラフティ、ぐるくんの唐揚げ、刺身の盛り合わせ、島らっきょうの天ぷらなど、あれこれ注文。海ぶどうは新鮮だし、ラフティがもう、とろけるようにやわらかい!食後は紅芋、サトウキビ、シークワーサーの三色アイス。ちなみに食べ物の写真がひとつもないのは、ことごとく写真を撮る前に食べてしまうからです。私らつくづく食い意地夫婦です。すっかりぐるくんの唐揚げにハマった旦那は、旅の間ずっと「ぐるくん食べたい!ぐるくん食べたい!」と騒いでいた。それはもう、うるさいくらいに。

いいお店教えてもらって良かった。フロントのおにーさんに感謝。ホテルに戻って、オサレなバーで一杯。普段は酒場嫌いの私だが、たまには旦那とこういうとこでムーディーに過ごすのもよいですな。薄暗いバーのカウンターなら、ふざけた旦那の横顔も五割り増しできりりと見えたりするもんです。ここで飲んだマンゴージュースは濃厚でした。

夢のようなひとときを過ごし、部屋に戻ると現実が待っていた。それは洗濯。明日もきっと、旦那は何度も着替えるはず。だから今日脱いだ服は全部洗っとこうってことで、私が浴室で洗濯ばーさんと化す。コインランドリーの存在を知ったのはその後であったorzしかしコインランドリーの乾燥機が弱くてどうにも生乾きなので、結局部屋に吊るしました。このとき重宝したのが、持参した洗濯紐と洗濯バサミとピンチハンガーでした。元々水着を干す為に持ってきたものだけど、いろんな物干すのに役立った。これは旅の必需品ですよ!

o080715.jpg私が洗濯している間、まだ飲み足りない旦那はソファに寝転がり、パンツ一丁でだらしなく足を開いてビーフジャーキーをかじっていた。すっかりおやじに逆戻り。私の中で、さっき増したばかりの五割が、即座に十割減になったのは言うまでもない。

一夜明け、朝食はバイキング。和も洋も関係なくあれこれ取りまくる。美味しかった。その後、少し散歩。時間がないので足だけ海につかってちゃぷちゃぷ。水がむちゃきれいで、小魚がたくさん泳いでいた。ビーチに人はほとんどいなくて、貸切のような気持ちよさ。このホテルはホント良かったです。部屋も、眺めも、立地も、サービスも、朝食も、どれも大満足でした。それから私的にツボだった点は、鳥や動物がいたことでしょうか。ロビーにはミミズクやオウム、リスザルもいました。特にミミズクを間近で見れたのは感激でした。

今度は二泊くらいして、ゆっくり海にも入りたい。絶対また来るぞと胸に誓い、ホテルを後にしました。さあこの後は那覇から石垣島へ飛びます。
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万座毛から今夜泊まるホテルへ移動。一泊目は、北谷の「ザ・ビーチタワー沖縄」。24階建てのタワー型ホテルです。周囲に高層ビルなどないので、ひときわ目立つ、この高さ。

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私達の部屋は20階のエグゼプティブツイン。まず感激したのは、その贅沢な広さ。明るくて、清潔感もあって、身も心もゆったりできる。こんな素敵な部屋に泊まれるなんてうれしい〜。わしら小市民夫婦は、こんなことで簡単に舞い上がれるんです。お安いもんでしょう。

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ロケーションも最高。
ベランダに出ると、目の前に東シナ海から遠くの街まで、ぐるりと見事なパノラマが広がります。
この眺望。私の興奮もすでにマックス。このまま飛んでっちゃいそうな勢いです。

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ちょっと散策しようと、二人で外に出た。ホテルから目と鼻の先にある「サンセットビーチ」は、その名のとおり、美しい夕日を拝めることで有名だとか。ならばさっそくそのビューティフォーなサンセットをビューしちゃおうぜってことで、ビーチへゴーしてみた(ルー大柴風)。おお、いいタイミグで見事な洛陽が!私も普段、「ロマンチックねえ…」なんて浸る柄じゃないけれど、さすがにこの雰囲気にはうっとり。その横で、旦那は両手にオリオンビールとフランクフルトを持ってご満悦でした。いいんです別に…。

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更に北谷の街を散策。この辺はアメリカンビレッジもあり、若者の街という感じでとても賑やか。すでに二回もTシャツを替えた旦那は、服が足りないということで、陽気なアロハを二着購入。能天気なパイナポーの柄がとても似合っていた。

あてどもなくぷらぷらしてたら、なんと旦那の知り合いにバッタリ!びっくりしたー。沖縄といえど広いわけだし、同じ日に、同じ場所で、すごい確率じゃない?こんな偶然あるんだねえ。少し立ち話をして別れる。
アメリカンビレッジの観覧車も乗ってみたかったな。

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ホテルの横に巨大イオンが鎮座していたので入ってみた。イオンはどこ行ってもでかいな。沖縄土産のコーナーがあったので、私はお土産、旦那は部屋で食べるおつまみを物色。

後半に続く。

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高台から那覇の街を望む。建物がぎっしりです。

首里城の後は、かの「美ら海水族館」へ行く予定だったけれど、なんと片道二時間もかかるんですね。往復四時間で、見学の時間まで考えると、ホテルに着くのが夜遅くなってしまう。疲れている旦那には酷だし、私も気が遠くなった。しかし沖縄を訪れる観光客は、大抵あそこへ行くと聞く。みんな根性あるなあ。巨大ジンベエザメ見たかったが、仕方ない。いつかまた機会があればってことにして、予定変更。

恩納村の万座毛へ行きました。私は密かに「まんざげ」と読んでいて、なんか卑猥な名前ねぇ、とか思ってたのですが…もう私ったらバカ丸出し。「まんざもう」ですね。ああ、声に出さなくて良かった。
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美しいシルエット?夕方なので思いっきり逆光になってしまった。遠くから眺めるのも良いが、是非あちらの先端まで行って、下を覗き込んでみたいものです。怖いだろうなあ。ところでこの岩、Wikiによると、あくまでも「象の鼻の形」と言い張ってますけど、うむ、このシルエットはどう見ても、うなだれたイチ●ツ……や、あら、いやだわぁあたくしったらぁ、もう、お下品でごめんあそばせ。

万座毛のある沖縄海岸国定公園の駐車場には、ずらりと土産物屋がならび、いい感じにひなびていた。軒先には売り物のTシャツやアロハが吊るされ、暖簾のように揺れている。「おねえさん、見てってよ!」、「まけるよ!」。麦藁帽子に、よく焼けた肌をしたおっちゃん、おばちゃんが、威勢よく声をかけてくる。旦那はその南国ならではの活気ある光景を見て、はるか昔に訪ねたインドネシアの街の活気を思い出したと言う。

現地のばあちゃん達が談笑していたので、耳を傾けてみると、何を話しているのかさっぱりわからない。これが沖縄生粋の言葉というやつか。本当に、言葉ってのは不思議です。狭い日本なのに、どうして各地でこんなに違うのだろう。そしてばあちゃん達を遠目に見ながら、沖縄の地で一生を過ごすということはどういうことだろうかと考えた。私は故郷を捨てた人間だけど、もし生まれが沖縄だったらどうだったかな。
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昼すぎに那覇到着。これまた新しくて綺麗な空港です。

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空港の外には、レンタカー屋の送迎バスがずらり。それぞれ社名付きののぼりを立てて、アロハ姿のスタッフが、暑いなか予約客を待っている。この風景は沖縄ならではかな。

外に出て一番に感じたのは、やはり並じゃない暑さ。東京とは訳が違う。けれどその分、空の青さは眩しいほど鮮やかで気分いい。そしてほんのり潮の香り。ああ、沖縄に来たんだなあと実感する。ひとつ意外だったのは、思いのほか湿度が高かったこと。ムシッと湿気がまとわりついてくる感じでした。

すると背後から「うわー」と旦那の声。「俺、なんで長袖着てきちゃったんだろ…」と、汗だくで立ち尽くしている。外に出てまだ数分なのに、すでにTシャツはぐしょぐしょ。一人だけ頭のてっぺんからバケツをひっくり返したみたいになってます。

…私もね、なんでこのひと、人一倍暑がりなのに長袖なんだろうって思ってたよ。いくら東京が涼しかったからって、そりゃ沖縄は暑いに決まってるじゃん。ほら、周り見てみ、誰も長袖なんか着てないよ。すると旦那は、「俺は沖縄を侮っていた…orz」と、いきなりの敗北宣言。え、もう?…相変らず、面白いひとですね。

レンタカー屋で藤色の「ヴィッツ」に乗り込むと、すでにクーラーがガンガンきいていて、ありがたかった。旦那には、レンタカー屋のスタッフが天使に見えたという。それからこれも沖縄ならではなのか、車体に細かい傷が多く、それに対してスタッフさんは、「荷物の出し入れで付く程度の傷なら問題ありません」とのこと。大らかだなあ。

那覇は交通量が多く、道路も三車線あったりして立派なもの。頭上にはモノレールが走り、繁華街のあたりは高層ビルも建ち並び、東京とさほど変わらぬ賑やかさ。那覇、すげえ都会!そしてさすがレンタカー率高し!笑えるくらい同じ車種の「わ」ナンバーが走ってる。

最初は首里城を目指す。「無料駐車場」という看板に導かれ進んでゆくと、えらく狭いとこに誘導されて、真っ黒に日焼けした怪しげなおじちゃんが登場。棒切れの束を差し出され、「これ引いて、当りが出たら無料ね」とのこと。なんだよそれ〜、無料って書いてあったじゃん〜。さっそく騙されちゃった?くじは見事はずれ、五百円を払うことに。私が不満そうにしてたら、「やっぱり三百円でいいよ」と言ってくれた。ありがと。でもそんな適当な商売でいいのか、おじちゃん。しかも全ての車のキーを預かっていて、狭い敷地に車をぎりぎり停めて、順繰りに入れたり出したり、まるでパネルゲームみたいなことを延々と繰り返していた。ご苦労様です。

外に出ると、焼け付くような日差しが容赦なく降り注いでくる。これはもう、帽子は必須!日焼け止めを塗らねば自殺行為でしょう。さて、まずは腹ごしらえ。私は沖縄ソバの有名店に行きたかったのだが、もうこれ以上歩けないと言う夫により、施設内の「レストラン首里杜」へ避難。意外にもここの沖縄ソバが、かなり美味しかったのです。透明なスープはしっかり出汁がきいていて、麺もほどよい太さで。いやあ、侮れないっすね。二人してぺろりと完食。

再び外は地獄の暑さ。だのに他の観光客はやけに元気に見える。守礼門や、歓会門や、瑞泉門をくぐって、石段を上って、ひたすら歩いてやっと首里城正殿へ到着。へろへろです。旦那ときたら、着替えたばかりの半袖Tシャツが、スコールの後みたいにぐしょぐしょ…。ご愁傷様です。

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園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)です。
世界遺産ですって!

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歓会門。シーサーが守ってます。まだ先は長い。

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瑞泉門。この石段がけっこうキツかった。門に沿ってめぐらせた石の城壁?、迫力ありました。

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やっと着いたどー!なんだか竜宮城のような佇まい。

もっとゆっくり、あちこち回りたかったけれど、この気候と時間の都合で、首里城を後にする。「とりあえず見た!」という程度でした。施設内の出店で水分補給。マンゴーフラッペが実に美味だった。マンゴーのシロップとアイスと果肉を豪快に乗せて…あれは最高でした。

ガジュマルの木の前で写真を撮っている若い娘とご婦人のグループがいて、「やだ、@@さんの服の色が木と同じ!同化してる!ギャハハ!」と、そんなことで大ウケしていた。わかるわ、きっと暑さのせいで笑いが止まらないのでしょうね。私もつられて笑ってしまったもの。

なんかこの旅行記、すごく長くなりそうな悪寒…。
インドア派で、旅行と聞くだけで「めんどくせ〜」な私が、このたび不思議と、「そうだ、沖縄行こう」という気分になりまして。旦那も奇跡的に4日間の休暇が取れた。これはもう、行くしかないでしょ。飛行機デビューは今しかない!てことで、7月上旬に行ってまいりました!

今回の旅は、本島一泊、石垣島二泊。飛行機やホテルを自由に組み合わせるフリープランにしました。次はいつ行けるかわからないので、悔いのない旅にしたいと、ついつい気合が入ってしまう。なんて貧乏性。

当日は例によって家を出るのがぎりぎりで、喧嘩しいしい羽田へ向かう。まあいつものことです。前の晩遅くまで仕事して寝不足な夫には申し訳ないが、飛行機は待ってくれない。私が運転すればよいのだが、夫から、「それだけはやめて。死にたくない」と却下される。役立たずでゴメン。そしてこう急いでるときに限って、羽田第三パーキングの住所がカーナビに出なくて、またケンカ。

どうにか空港に到着。洞爺湖サミットがらみで、警官がぞろぞろ。物々しい雰囲気だった。私は、空港に足を踏み入れるのすら初めてで、さてどこへ行けばいいのかサッパリわからない。こんなとき、仕事で何度も乗っているはずの旦那がさっとエスコートしてくれれば良いのだが、さっきからずっと「空港のラーメンが食いたい」と、うわ言のように繰り返している。なして空港まで来てラーメンなんじゃ。さすが我が家の「キング・オブ・食い意地ちゃん」です。時間がないのでラーメンは諦めてもらい、荷物を預けるカウンターへ行くと、先にチェックインしてくれとのこと。しかも席の指定が取れてないとな!確かJTBのおねーさんが窓際を取ってくれたはずなのに!たのむよJTB!しょっぱなから不安です。

見よう見真似で、機械にバーコードをかざしてチェックイン。それにしても、JTBでバーコード付きの紙きれがチケット代わりだと渡されたときは驚いたもんです。なんすかこの四角いのは?QRコードってやつ?これがチケット?はあ〜、すごいね。世間はすっかりハイテクだね。

空港内はとても綺麗で、鉄道の駅とはだいぶ雰囲気が違った。なんか、全体的に広々している。GWとかは、ここが人でごった返すのかね?さて、席も確保し、荷物も預け、初めてのセキュリティチェックに緊張しつつも無事通り抜け、いよいよ搭乗ゲートへ。なにかと紙を受け取るので、ポケットが紙だらけになった。

搭乗ゲートには人が集まっていた。これから那覇まで運命を共にする仲間たちか。この中にテロリストがいないことを祈った。外を見ると、おお、飛行機がいっぱい!でかい!うわ、すげー。感動のあまり、写真を撮り忘れた。私がタコみたく窓に張り付いている間、旦那は煙の充満する喫煙ブースで、必死に煙草を吸っていた。

さてさて、先日書いたとおり、飛行機であれこれ感激してるうちに島が見えてきました。何島かしら。眼下には紺碧の海。吸い込まれそう。
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そういえば私、飛行機の中で飲みもの貰えるのがホント嬉しかったわあ。特にANAオリジナルアイスコーヒーってやつが美味しくて、おかわりしちゃいました。最初、袋入りの砂糖を寄こすから、なにかの間違いかと思いきや、いやはや、あれ冷たいのにちゃんと溶けるのね!すげいね。ベトベトするガムシロよりありがたい。小さなことまでサービスが行き届いているわあ。

てなわけで、いよいよ那覇上陸です。